20年モノの強烈な水アカを落とす方法は……
中古車ライフエッセイストの伊達軍曹であります。思うところあって96年式マツダ(ユーノス)ロドスター Vスペシャルを購入したわけですが、NA8純正ホイールのデザインがどうしても生理的に受け付けられず、NA6用の純正ホイール中古品を購入しました。それは販売店も見放すほどの強烈なサビッサビ状態だったのですが、その問題はクリームクレンザーのジフと中古歯ブラシのパワーであっけなく解決してしまいました。ジフは偉大であります。カネヨンでもいいのでしょうが。
それはさておき、まだ外装面での問題は残っています。20年モノの強烈な水アカです。
……どこでどう付いた水垢なのか知る由もありませんが、とにかくバンパーのチリ部分が強烈に黒ずんでいるため、まるで「バンパーのチリが盛大に合ってない車」のように見えてしまい、これこそがNA8用ホイールと並びこの車をなんとなく貧乏くさく、童貞の走り屋くんみたいに見せている大きな要因の一つなのです。
で、この水アカを除去するべく、まずは王道の「コンパウンド」でトライしてみました。
スーパーオートバックスでテキトーに見つくろったHoltsのコンパウンドセット。粗目と細目、そして極細目がセットになったものですが、まずは細目の番手からシコシコと、あまり力は入れずに磨いてみます。
……何も起きず。
しょうがないので、あまりやりたくはないのですが粗目の番手でゴリゴリと(しかし力は入れずに)やってみます。
……やっぱり何も起きず。
年季の入った20年モノに対してはコンパウンドじゃ歯がたたないのでしょうか? これ以上深追いしても良いことはひとつもなさそうですので、とっとと極細目で磨いて「コンパウンドの戦い」は終わりにしましょう。わたくしの負けです。
そして「嗚呼、わたしはこの貧乏くさい黒ずみ水アカと一生を共にするしかないのだらうか?」などと悲嘆にくれていると、FBページのコメント欄にて「マジックリン+歯ブラシで落ちるかも!」「いやいや、キッチンハイターこそ最強!」というようなアドバイスをいただきました。……それで落ちるのかどうかはわかりませんが、これ以上失うものはありませんので、さっそくトライしてみることにしました。ただしどちらも車の外装にとっては「劇薬」ですので、万人にオススメするものではありません。わたくしもそっと、様子を見ながら(いつでも退却できる感じで)作業いたしましたし。
で、まずは近所のコンビニでこれらを購入。
そしてまずはマジックリンから、歯ブラシに付けてやさ~しく擦ると……、
ちょっとは黒ずみが薄くなった観はありますが、残念ながら劇的に白くなることはありませんでした。残念。
そうなれば次は「まぜるな危険」の塩素系、キッチン泡ハイターの出番です。
まぜるな危険ですので、先ほど使った歯ブラシを十分洗浄したうえで、キッチン泡ハイターを適量付けて、やさ~しく擦ります。
……ううむ、黒ずみは確実に薄くはなりましたが、完全除去には至らず。
もっと力を入れて追い込めば、もしかしたら良いことがあるのかもしれませんが、そうするとそれ以上の悪いことも起こりそう予感が満点ですので、追い込むのはこのあたりまでにしておきます。よ~く水で洗い流し、そしてブリスを塗りたくり、とりあえずは作戦終了です。
そして今後は「黒ずみが多少は落ちたからOK! あとはなるべくそこを見ないようにすれば善し!」というマインドセットを適用し、以降のNAロードスター生活をシアワセに歩んでいく所存です。
結論としましては、「マジックリンおよびキッチンハイターは20年モノの水垢に対して多少は効果的だが、完璧ではない」っつー感じでしょうか。すべてを失う覚悟をもってゴリゴリとやるならば、また違った結論も生まれるのでしょうが。押忍。