「20年モノの水アカ対フクピカ」の戦い

思うところあって96年式マツダ ロードスターVスペシャルを購入し、勝手に掲げた「打倒英国旧車！」というテーマのもと快進撃を続けている輸入中古車評論家、伊達軍曹であります。……誰も言ってくれないから自分で「快進撃！」と言ってるだけで、打倒英国旧車の道は相当のロング・アンド・ワインディング・ロードです。が、着実に一歩ずつ前進はしているであります。

しかしアレだ、この20年モノの強烈な水アカをなんとかしないことには打倒英国旧車もクソもありません。

これのせいでバンパーのチリが盛大にズレているように見えてしまい（実際はそんなにズレてません）、盛大に貧乏くさいNAロードスターに見えてしまうのであります。

普通にコンパウンドで擦ってもぜんぜん取れなかったため、過日「キッチン泡ハイター＋歯ブラシ」という最終兵器で攻撃を試みましたが、あえなく撃退されました。敵軍はかなり優勢であります。

それを踏まえてFBページのほうに寄せられた皆様のオススメ水アカ取り手法は、以下のようなものでした。

1.「フクピカ 水アカ取り」でたぶん落ちる。わたしの古いスクーターの強烈な水アカもそれで落ちた。（Mさん） 

2.ソフト99から出している「水アカストロング」と「デンターシステマ」歯ブラシで力を入れずにじっくりゆっくりやれば、写真を見る限りたぶん楽勝で落ちる。（Sさん） 

3.ハイターをもっと有効活用せよ。ハイターを刷毛で塗る（垂直部は片栗粉を溶いたハイターで粘性を保たせ垂れにくくする）→30分以上放置→水洗いという、風呂場のカビ取りと同じ要領でやれば落ちるはず。それが面倒だったら「パイプハイター高粘度ジェル」がオススメ。（2とは別のSさん）

4.究極はトイレ用洗剤（サンポールとか）。調子に乗るとシミになることもあるが。（Hさん）

……1から4に進むにつれてどんどんハードコアになっていくというか何というか、できれば究極のSMプレイである「サンポール」までは行き着かずに、ソフトSMの範囲内でやりたいものではあります。押忍。

ということで、まずはいちばんソフトなプレイであろう「フクピカ 水アカ取り」を試してみました。

 改装中のオートバックス代官山店には「フクピカ 水アカ取り」ではなく「水アカ・雨ジミ フクピカ」しか置いてありませんでしたが、まあ水アカ取り性能に関しては（たぶん）同じだろうということで、コレにてやってみるであります。

 大きなウェットティッシュ状の同製品を八つ折りにし、ひたすら拭きます。取説によると「常に清潔な面を使いながら、キレイになるまで繰り返し拭く」とのことなので、そのようにして繰り返し拭いてみます。

 ……何も変わらず、ナッシング・ハズ・チェインジドであります。フクピカさんはフクピカさんでいい製品なんでしょうが、さすがに20年モノのヴィンテージな水アカには歯がたたないようです。

実はリアトランクの上部にも洗車では取れない水アカがありまして、こちらはたぶん20年モノではなくせいぜい10年モノぐらいなのではないかと思います。こちらに対しても「水アカ・雨ジミ フクピカ」で攻撃してみましょう。

……ナッシング・ハズ・チェインジドであります。

予想されたことではありますが、フクピカ系ではやはりどうにもなりませんでした。数年モノぐらいなら落ちるのでしょうが、20年モノのヴィンテージ水垢は相当に強烈強固であります。

次回はもう少々ハードコアな手法である「ソフト99の水アカストロング＋デンターシステマ歯ブラシ」を試してみます。……それで落ちるといいなあ。最強のハードコアパンクである「サンポール」には、できれば手を染めたくないですからね。押忍。