あきらめていたアルミホイールの強烈なサビが、170円のクレンザーで落ちちゃったよ!
こんばんは。故あって96年式のマツダ(ユーノス)ロードスターNA8Cを買い、そして「打倒英国旧車!」というテーマのもと、地味なカスタム作業に励んでいる輸入中古車評論家の伊達軍曹であります。
で、購入時から付いているNA8用純正ホイールのデザインがどうしても気に食わないため、NA6用純正ホイールの中古品を装着したのですが、それがけっこうサビておりまして、特に左前輪はかなりの錆びサビであります。
この中古品を売ってくれた販売店さんも「……ここまで強烈だと、市販のサビ落としケミカルじゃ落ちないと思いますよ。板金屋さんにサンダーか何かでサビを削り落としてもらって、そのうえで再塗装するしかないでしょうねぇ」と。
そうなると結構なお金がかかるわけですが、それでも打倒英国旧車の道は歩まねばならないというか、おしゃれは足元からといいますか、「とにかく金かかってもやるしかねえ!」と思っていた小生でありました。
しかし昨日、FBページのほうにKさんという方から「アルミホイールの錆はクレンザー+歯ブラシで意外と落ちますよ(ただし塗膜も削ってしまいますが)」という趣旨のコメントを頂戴しました。
……クレンザーってあのカネヨンとかジフとか、100円かそこらで売ってるやつですよね? それと歯ブラシ。これはわざわざ新しいの買う必要ないでしょうから、家にある使い古しのやつでいいでしょう。それで、専門店にも「いやこのサビは落ちないでしょう!」と言われたアルミホイールの錆が落ちてしまうわけですか?
マジすか学園。
さっそく試してみました。
まずは近所のコンビニで「ジフ」を170円ぐらいで購入(まったくどうでもいい情報ですが、ジフはわたくしが新社会人として入社したユニリーバ・ジャパンのロングセラー商品ですな。当時はニッポンリーバっちゅう社名でしたが、ジフのオペレーションを担当していた時期もあるわたくしであります。しみじみ)。
で、我が家は長屋ゆえ洗車ができないため、日比谷公園の地下にある「日比谷駐車場」へ。ここって、30分300円の駐車料金だけで洗車場を自由に使えるんですよ。けっこう便利な穴場スポットであります。押忍。
そして、左フロントのいちばんサビがひどいホイールを、170円のジフと0円の中古歯ブラシでゴシゴシやると……
……あっけなく落ちてしまいました。
コレが、
コレになりました。
マジすか学園……!
いやもちろん、今日のところはササッとやっただけなので、写真下のようにけっして完璧ではないですし、
Kさんがあらかじめおっしゃっているとおり塗膜(クリア層)もたぶん削っちゃってるわけですから、今後の腐食とか、それに伴って強度が不足してくるかもとかの問題もあるでしょう。わたくしの場合は、ジフで磨いた後にとりあえずブリス(昔からバカ売れしている簡単で超優秀なガラス系コーティング剤)を付けることで腐食防止に努めたつもりですが、今後どうなるかは正直未知数です。
……でもとにかくアレだ、ホイールのサビ落としケミカルを買おうとすると1000円から3000円は絶対にしますし、お金を出してそれを買っても本当にサビ落としが可能かどうかは結局のところ不明。そして板金屋さんにサビを削り落としてもらって再塗装するのもかなりの手間賃がかかるでしょう。そう考えると「ジフ作戦(またはカネヨン作戦)」はかなりコスパが高いような気がしてなりません。
ま、わたしの場合はそもそもボロい中古のアルミホイールだから躊躇なく作業ができましたが、なかなかそうもいかない場合も多いでしょう。また磨きっぱなしではなく何らかの後処理(腐食止め)は絶対にしたほうがいいはず。で、やるならば自己責任でやってもらうほかありません。
……が、それでもなお、ジフ作戦(またはカネヨン作戦)はけっこうとステキな作戦のような気がします。時間ができたら本腰を入れて磨いてピカピカにし、そしてその上にクリアコートでも噴いたろかと思っている不肖軍曹なのでありました。押忍。