輸入中古車400勝

中古車ジャーナリストの雑文一式。

キーホルダー購入、そして内外装の軽いお手入れ

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小生は「おおむね1年ごと」ぐらいのイメージで各種中古車を自腹にて購入し乗っているわけだが、その時々の自家用車に対する愛着度のレベルは本当にさまざまで、そして愛着の多寡は「キーホルダーの有無」で計れるような気がしている。わたしにとってはキーホルダーが婚約指輪であり、結婚指輪なのだ。

 

どうでもいい車のときは「キーホルダーなしの鍵だけ」みたいな状況で乗っていることが多く、いちばんひどかったのはR50型ミニのクーパーに乗っていた頃だ。あのときは中古車屋さんが針金で鍵に括りつけていた管理用のタグ、「○○年式ミニ クーパー/MT/白」とか書かれた紙っぺらをそのまま「キーホルダー」として使っていた。いやホントごめんね、ミニちゃん……。

 

 

 

それでいうと今回購入した96年式マツダ ロードスターとわたくしは無事「婚姻関係を結んだ」といって良いのだろう。過日、飯倉片町のLe Garageさんにて写真上のキーホルダーを金2000円にて購入し、ロードスターの古いキーに付けたのだ。

 

もちろん96年式ロードスターにミッレミリアとかLa Festa Mille Migliaへの出場資格が無いことは百も承知だが、「下手すりゃLa Festa Mille Migliaに出られるぐらいのシブい1台に仕上げてみせる!」という、自分なりの決意表明のようなものである。あと単純にデザインも可愛くて気に入ったし。

 

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 前回のエントリ「NAロードスター敗れたり……?」で、我ながら「何か違うな、どこかがいけないなぁ……」と感じたわけだが、その後フェイスブックページに多数寄せられた自動車愛好家の皆さんからのご指摘を読むと、「なるほど確かに!」と納得させられることばかりであった。

 

それによると、現在の軍曹号の「問題点」は主に以下のとおりである。

 

1.リトラクタブルヘッドライトやバンパーのチリが合ってないからボロく見える

2.中途半端に低い車高が「純正ダンパーがヘタった車」のよう。純正車高に戻すか、もしくは思いきってペッタンコにしたほうがいい。

3.NA8Cの純正ホイールがデザイン的にイケてない。

4.ボディを磨こう。

5.白というボディカラーもどうか。もっと濃い色が良いのでは?

 

 「5」についてはまた別の意見もあるだろうが、1~4についてはまさにそのとおりであるとわたくしも思う。そのため小生は東京都江戸川区のロードスター専門店『カーメイクコーンズ』さんに1~3についての問題解決を依頼することを決意し、4についてはどこかステキな業者さんを中期的に探し、そして5については今、長考に入っている。

 

しかしその前に、自分でできることは自分でやっておこうとも思う。

 

まず、何と呼ぶのか(車に詳しくないので)知らないが、ウインドウ横の黒いゴムの部分。ここが妙に白っちゃけていて貧乏くさく見えるため、オートグリムの「バンパー・トリム用クリーナー」でなんとかしてみることにした。

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Beforeがこれで、

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Afterがこちら。

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……近くから見ると完璧とは言い難いが、遠目から見る分には黒が締まって高級感が醸しだされ、わたくしの「見た目年収」も100万円ぐらいは上がったような気がする。ついでにナンバープレート周囲の黒い樹脂部分もバンパー・トリム用クリーナーにてササッと黒締めし、見た目年収をさらに50万円ほど上げた。気のせいかもしれないが。

 

お次は車内の樹脂部分やレザー部分に染み付いた20年分の汚れを除去したい。これについては同オートグリムの「内装用クリーナー」を用いてみた。

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で、これがBefore。

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そしてこちらがAfter。

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 ……そもそも写真の露出が少々違うため伝わりづらいが、まぁちょっとは落ちている。でももっと気合入れてやるか、もしくはもっと強力なケミカルじゃないと落ちきらないのかな? みたいな感じ。

 

レザーシートも同様で、明らかにやる前よりはキレイになっているのだが、めざましくキレイになったわけでもない……というニュアンス。まぁわたしは面倒くさがり屋なためササッとしか作業してませんから、もっと根気強い人がしっかり丁寧に作業すれば、もっと落ちるのかもしれませんね。もしくはちゃんと革専用のケミカルを使うか。

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しかしいずれにせよ、内装クリーニングはやらないよりもやったほうがいいのは間違いない。少々ではあってもキレイになるし、古い車特有のにおいも薄くなるし、何より気持ちいいですからね、掃除すると。

 

次回はいよいよカーメイクコーンズに我が軍曹号を持ち込み、カスタマイズというか「打倒英国旧車計画」の第1段階に着手するであります。押忍。