NAロードスター、第一次カスタマイズを開始セリ！

NAロードスターによる「打倒英国旧車計画」の第1段階として、東京都江戸川区のロードスター専門店『カーメイクコーンズ』さんに我が愛機を入庫させたであります。

こういったプロショップには仕事柄、この20年間で累計20億回ぐらい出入りしているわたくしですので、基本的には慣れたモンです。しかしわたしが普段出入りしてるのは、仕事でもプライベートでも99.9%が輸入車系のプロショップとか工場。なのでこういった国産車系のプロショップに足を踏み入れるのは非常に新鮮であり、まるでウブな自動車愛好青年に戻ったような感じでとっても嬉しいであります。

初めてうかがったカーメイクコーンズさんですが、店内の意匠はハートウォーミングな感じで、対応していただいたサービスフロントの（？）Iさんも、若手でありながら大変知識豊富な、そして明るく聡明でポライトな好青年。一気にコーンズさんのことが好きになりました。

それはさておき、今回カーメイクコーンズさんに依頼した作業は、まずはこのエントリでいろいろな人から指摘された「リトラクタブルヘッドライトのチリ調整」。このあたりの微妙なボロさが、全体をなんとなくくたびれた感じにしてるわけですが、ここをビシっと直すことで全体がビシっとするのではないかと期待しています。

そして前々回エントリで「バンパーのチリが合ってない」ということもFBページのほうで指摘を受けましたが、そこに関してはカーメイクコーンズのIさんいわく「バンパーのチリはこんなモンっちゃこんなモンです」と。写真下を見ていただけるとわかりますが、バンパーとフェンダーの接合部になぜか妙な黒ジミがあり、これがゆえに遠目からは「バンパーのチリが思いっきりズレてるNA」に見えてしまうわけです。

ということでバンパーのチリは特に調整はしてもらわず、今後自分でこの妙な黒ジミをなんとか退治してみる所存であります。

で、個人的には最大の懸案事項だと思っている、このNA8Cの純正ホイール。

……コレが好きな人にはあらかじめ謝りますが、わたしとしては最低最悪なデザインだと思っとります。なので早急に何らかのホイール、具体的には「NA6の純正ホイール」に交換したいと思っていました。そしてカーメイクコーンズIさんに中古ホイールの在庫有無を聞いてみると、「たしか裏にあったはずです！」ということで、ソッコーで探してきていただいたのが下の4本。

写真では1本にしか純正キャップが着いてませんが、実際はすべてに付帯しています。んでコレを激安プライスにて購入させていただき、ビシっと履き替えるであります。しかし問題はこのホイール、リムのあたりが結構サビサビなんですよね。果たして小生はガンコすぎるサビを落とすことができるのか？　今後、各地の中古車販売店社長氏などからケミカルに関するアドバイスをいただきつつトライしたいと思います。

そしてわたくしのNA8Cは写真下の「ウッドのNARDI製シフトノブ＋サイドレバーグリップに黒革巻きのエアバッグ付きステアリングホイール」っつー組み合わせなんですが、その黒革とウッドの組み合わせによるデザイン的なとっちらかり具合が好きじゃないとか、そもそもNARDI EVOLUTION（シフトノブ）の形が死ぬほどイヤ！ とかいろいろありました。そしてサイドブレーキのブーツというかカバー部分も写真下のとおりかなり年季が入っています。

なので、まずはサイドブレーキのブーツというかカバーを新品に替え（部品代は忘れましたが結構安いです）、そしてサイドレバーのグリップとシフトノブも黒革のやつに替えて全体の統一感を出すとともに、いわゆる「黒締め」を行いたい。

そのことをコーンズIさんに相談すると、純正サイドブレーキグリップは樹脂製のやつが1038円で、黒革製が5097円（ステッチ入りだと8488円）。……節約の観点からは樹脂製でいきたいところですが、質感およびオシャレ感では革製が断然上。

しかし高いし、そもそも全体的にほどよくヤレた室内に、いきなり新品のレザーグリップってのもオシャレじゃないよなぁ……などと悩んでいると、Iさんが「そういえばちょうどいい中古品があります！」と言って出してきてくれたのが写真下の、中古の純正レザーグリップ。その「ほど良いヤレ感」とお安いプライスにいたく感銘を受けたわたくしは、一も二もなくIさんに「それください！」と告げたのでした。

で、シフトノブは写真上のコンノブmatte black（5MT）に決定。6480円也。いや、最初はNARDIの黒革にしようかと思っていて、実際コーンズさんにあった中古のそれを自分の車内に入れてイメージを確かめてみたんですが……なんかですね、こういう言い方はアレかもしれませんが「NARDI」とかロゴが入ってる黒レザーシフトノブが車内にあると、なぜか途端に全体が車オタクっぽい風情になるといいますか、指先が出るタイプのドライビンググローブをマジメにはめてる本格派のオトーサンになったような感じで、ちょっと気が滅入るんですね。すみません。

なのでわたくしの場合は、当初の想定からは離れてこのコンノブmatte blackっつーやつに決定してみた次第です。実際装着してみてどう見えるかは未知数ですが、わたしとしては自分の超絶おしゃれセンスを信じている次第です。押忍。

これらに加えて、FBページのほうで「なんかヤレた純正ショックを入れてるクルマみたい」と言われた、現在はテイン ストリートベイシスの調整により中途半端に落とされている車高を純正そのまんまの車高まで上げ、これまた指摘を受けたリアのマッドガードを取り外すことで、よりナローでクラシカルなフォルムを目指してみる所存です。

これらモロモロの作業が終わるのが（たぶん）今週の半ば。出来上がりが大変楽しみであります。敬礼。