輸入中古車400勝

中古車ジャーナリストの雑文一式。

デルタ、そろそろ納車から1年であります

※2013年5月24日執筆

 

以前にも書いたことがあるが、拙にとって94年式デルタエボⅡの使い道とは、主には、東京近郊の某所に独居する老義母の元へ週に一度、彼女の好物である「粒うに」を届けるための宅配マシンとして、である。


ところで写真上の左側に写っている距離計の数字をご覧いただければわかるとおり、気がついてみれば71,695kmである。記憶によればデルタが納車されたのが昨年6月の後半で、その時点での走行距離は確か61,800kmぐらいだったと思う。丸1年を待たずして約1万kmを走ってしまった。主には粒うにを届けるだけとはいえ、その他の用事にもなんだかんだフツーに使っているため、ごく平均的な、まるでカローラのような走行距離を叩きだしてしまったわけである。

拙らがDVD『壊れないぜ!ランチアデルタインテグラーレ』を制作し、そして発売したときは「なるほど。とはいえそのうち壊れるだろう(嗤)」とお思いになっていた方も多かろう。じつは、拙自身もそう思っていた。

しかし事実はナントカよりも奇なりで、納車から丸1年が経とうとしている今、まるでカローラのようにフツーに使っているにもかかわらず、故障はゼロである。上記DVDのなかで報告している「ブレーキホースの裂け」という事態はあったが、それ以外はつまらないほどに何もなしなのだ。


杉並区立科学館にて。拙が杉並区立の小学校に通っていた頃は「科学教育センター」という正式名称で、通称“科学センター”でした。年に一度、学年のみんなでバスに乗って科学センターに行くのはウルトラ楽しみな行事でありました。

事ここに至り、拙が常々言っている「輸入中古車はそう簡単には壊れやしませんぜ」ということと、上記のDVDのまさにタイトルが謳っているとおり「壊れないぜ!ランチアデルタインテグラーレ」ということが、いよいよウルトラ実証されてきた昨今なのである。

デルタに限らず「壊れにくい輸入中古車」を選ぶための正しいツボと、デルタに関する各種の疑問(ところで真夏にエアコンは効くの? 等々)に対するリアルな解答が網羅されているドキュメンタリーDVDが、拙らが制作した『壊れないぜ!ランチアデルタインテグラーレ』である。ご興味のある方はぜひ専用サイトにて、その内容や雰囲気等を確認していただけたら幸いであります。押忍。