輸入中古車400勝

中古車ジャーナリストの雑文一式。

F-X納車、暫定勝利宣言!

※2011年11月4日執筆

 

2011年11月4日1330時、不肖伊達の次期主力戦闘機が納車された。車名はR170型メルセデス・ベンツSLK230コンプレッサー。ボディ色はイエローストーン。98年式で、走行約5.3万kmのワンオーナー車である。車両本体価格は73万円なり。


今回のF-X選定は、自分が提唱する輸入中古車の選び方である「伊達心眼流撰術」、すなわち「クルマではなく人を見る」という手法のある種究極というかストレステストっつーのか、「人すらも見ず、お店のHPとブログ、そして電話とメールのやりとりのみで中古車のクオリティを知る」という枷を自らに課した。

結果、どうであったかといえば「大勝利!(ただし暫定)」であった。

約1時間前に納車された黄色き初代SLKは、内外装ノープロブレム、つーか年式と価格を考えれば超美車。機械各部のコンディションは、フォッケウルフ第1テストコースを1周した限りにおいては何ら問題なし。そしてはるばる関西から納車に来てくれた若き店長氏は、もしも弊社が中古車販売事業を手掛けるのであればぜひスカウトしたい好人物。

己の心眼に曇りがなかった事実と、そして切腹せずに済んだ僥倖に、今はただ安堵している不肖伊達である。押忍。

しかしこの勝利はまだまだ「暫定」である。クルマというのはいかに内外装がビカビカであろうと、中身もビカビカとはまったく限らぬもの。

それゆえ自分はこの週末、愛称はまだ決めておらぬがこの黄色きSLKで「走り込みテスト」を実施し、そして明けて月曜11月7日、とあるメルセデス専門工場にて当個体の「精密検査」を実施する所存だ。

その後、正式な勝利宣言を出し、そして「なぜ今R170なのか?」「今後の運用方針」「前車売却価格とSKL購入価格の詳細」「みんなの伊達心眼流入門」等々をここに報告していきたいと考えている。

ただ、精密検査の結果いかんでは「敗北および切腹宣言」に差し替わることもあるゆえ、その点はあらかじめご了承願いたい。

試験等のためしばしお時間頂戴する。御免。